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2014/9/23 ブログ掲載

クラチンの番外編ということで描かれた、お話し付きイラストです。




<その3>

忍び足で、近くまで迫ってきた女子たちに気づき、男子たちは驚きの声を上げた。

前田
「うわっ!
何をやってるの?」

多佳子
「気づかれたか・・・
えーい、じゃあみんなで取り押さえちゃえ!」

その声を合図に女子全員がいっせいに飛びかかる。

後藤
「な、何するんだよ、いきなり!」

ふたりの男子は飛び上がって座っていた椅子から遠のいた。

香子
「ちぇっ、逃げられたよ・・・」

多佳子
「大丈夫だよ。
こっちのが人数が多いからね。
向こうは壁だし、取り囲んじゃえは逃げられないよ。」

女の子たちは多佳子の言葉とおり、半円形に包囲する形でジリジリと近づいていき、男子たちは教室の壁際に追い詰められた。



前田
「ち、ちょっと待って!
僕らがなんで襲われなきゃなんないの?」

香子
「あのねぇ・・・
キミたちに見せて欲しいものがあるんだ。」

後藤
「見せて欲しいって・・・
何?」

香子
「それはねぇ・・・
キミたちしか持っていないモノで、
キミたちは隠しているけど、本当は見せたくてしょうがないモノ。」

男子ふたりは顔を見合わせる。

後藤
「それって・・・
何?」

香子
「もう、鈍いなぁ!
それはね・・・」

めぐみ
「チンポ!」

前田
「ええっ!?」

香子
「そう、チンポだよ。
チンポを見せて欲しいんだ。」

前田
「い、いやだよ、何で見せなきゃなんないの?」


「あーあ、そんな見え見えのウソついちゃって。
それともそうやってジラすことで、チンポの価値少しでもあげようとしてるのかなぁ・・・」

多佳子
「無駄だよ、そんなこと。
チンポなんて、どうしたって無価値な存在でしかないんだから。
まるで股グラにぶら下がってる生ゴミって感じ。」

男子
「・・・」

香子
「何困った顔してるのよ。
本当はこうやって女の子たちに囲まれて、嬉しくてドッキドキなんでしょ。」


「そうそう、どうなの?
嬉しい、それともちょっと怖い?
ま、君たち男の本心なんて、私たちは全部お見通しなんだけどねーっ!」


梓はそう言うと前田の隣に寄り添うように立ち、彼のメガネをちょんと人差し指でつついた。 

前田
「なにすんだよ・・・
そんな・・・」

香子
「こらっ!
女の子に向かってなんて乱暴な言葉を使ってるの!
もっと丁寧に紳士的に振舞わなきゃダメでしょっ。」

前田
「わ、わかったよ。
だから変なことするのはやめてよ。」 


「ふーん、前田君はやめて欲しいんだ。
それは残念だなー
これからすっごくイイことしてあげようと思ってたのに・・・」

梓はそう言って前田の肩に手を置くと、それをすーっと、下のほうに動かして行った。
そしてその手はズボンの股のところでとまる。
一気に男子の顔が吃驚した顔になる。 



「あれぇ〜
ここ、なんか膨らんでるよ・・・」

女子たちの視線が彼の下半身に注がれる。

香子
「私はこっちの子をいじっちゃお♪」

香子はさっともうひとりの男子の側に立つと、イキナリ股間をわしづかみにする。

後藤
「えっ、ちょっ、ちょっと待って!
や、やめてって・・・」

香子
「あ、けっこうやわらかい。
ね、ふたりもこっちに来て、触ってみなよ。
この触り心地、結構いい感じだよ。」

その言葉に多佳子が反応する。
後藤の側に立って、香子同様に股間に手を当てる。


多佳子
「ちょ!
さいってー!!
何でかくなってんのよ!!!!」

香子
「まー怒んないであげなよ。
男の子ってそんなもんだって。
女の子たちに囲まれただけで勃起してしまう、可愛い童貞っ子なんだって。」

後藤
「ど、童貞って・・・
か、勝手に決めつけないでくれよ…」

後藤は講義するが、その声は風に消えそうな弱々しさだ。
それもそのはず、香子が股間を揉む手をより強く、スピードアップさせたのだ。




後藤
「…ああっ…」

香子
「どうしたの、その声?
子猫みたいにかわいい声あげちゃって、あははっ!」

ふたりの男子はすっかり肝を抜かれたようになってしまい、立っているのがやっと。という感じだ。
頃合いよし、と見て香子が言った。

香子
「じゃあそろそろ脱がしちゃおっか?」


<つづく>




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