ちんぽをちょん切られた男の子はその途端に空気に溶け込んで消えてゆきました。
・・・・・・
短い静寂の中に、男の子が身に着けていた“首輪”だけが「カラーン」と音をたてて、地面に落ちました。
見ての通りこの世界では、ちんぽを切られると男たちは消え去ってしまうのです。
天使たちにとってはそれは日常的なこと。
しかし人間である彼女たちには少々ショッキングな事実でした。
「な…、ここまでしなくても…」
そう呟いた少女の視線が、地面に転がるちんぽに釘づけになります。
ぶざまに転がったそれは、まるでその部分だけで生きているかのようにドクン・・と脈打ちました。
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